Wednesday, July 01, 2020 10:41 AM

看板政策、米最高裁で連敗 トランプ氏に誤算

 【ワシントン共同】米連邦最高裁でトランプ大統領の看板政策に反する判決が相次いでいる。就任後に保守色の強い判事を2人指名し、支持基盤である保守層にアピールしてきたが、不法移民対策や人工妊娠中絶規制などの重要訴訟で連敗。11月の大統領選を前に誤算となった。

 最高裁判事は保守派5人、リベラル派4人で構成される。保守派寄りの判決を予想する向きもあったが、いずれも保守派のロバーツ長官(65)がリベラル派の判断を支持。割れる米世論の仲裁役として脚光を浴びた。

 トランプ氏が拒んできた納税申告書公開を巡る訴訟の判決も控え、注目度は一層上がる。