Thursday, July 09, 2020 10:54 AM

中国弁護士「いばらの道」 一斉連行5年で声明

 【北京共同】中国当局が人権派弁護士ら約300人の一斉連行に着手して9日で5年となったのに合わせ、中国の人権派弁護士のグループが声明を発表した。5年間で多くの弁護士が長期間拘束されるなどの迫害を受けたとして「いばらの道だった」と振り返る一方、憲法で保障された市民の権利を守るために闘い続ける決意を示した。

 習近平指導部は2015年7月ごろから、人権派弁護士や活動家らを次々と連行、国際社会から人権侵害への懸念が強まった。中国外務省の趙立堅副報道局長は9日の記者会見で「中国は法治国家であり、法に触れれば誰でも法的責任追及を受ける」と述べ、一斉連行を正当化。米国などの批判に対し「中国の内政への干渉だ」として耳を貸さない姿勢を誇示した。

 弁護士の声明は、連行された弁護士の「多くが逮捕されて刑罰を受け、資格も剥奪された」と強調。そのほかの弁護士も「長期間にわたり、いつでも自由を奪われるとの恐怖の中にいる」と訴えた。