Tuesday, October 04, 2016 10:46 AM

象牙国内市場閉鎖を決議 ウナギは取引実態調査へ

 南アフリカ・ヨハネスブルクで開催中のワシントン条約締約国会議は4日の全体会合で、象牙の国内市場閉鎖を各国に求める決議案と、ウナギの取引実態調査と保護を巡る決議案をいずれも承認した。

 象牙の国内市場閉鎖を求める決議案は、深刻化するアフリカゾウの密猟を防ぐため、第2委員会が採択した。ただ、日本などが一律禁止に反発し、「密猟または違法取引の原因となる市場」を閉鎖するよう対象を限定する表現が加わった。

 国際取引を規制する同条約が、各国内の市場にも措置を求めるのは異例。決議に強制力はないが、各国は実施状況の報告が求められる。(共同)