Thursday, July 16, 2020 10:13 AM

ドラレコ販売54.4%増 7月第1週、あおり厳罰で

 ドライブレコーダーの7月第1週(6月29日〜7月5日)の販売台数が2月第1週(3日〜9日)と比べ54.4%増と大幅に伸びたことが16日、調査会社BCNの集計で分かった。6月30日にあおり運転の厳罰化を盛り込んだ改正道交法が施行され、関心が高まったとみられる。あおり運転の立証にはドラレコの映像が重要な証拠となる。

 BCNは2月第1週を100として各週の販売台数を指数化。2月から6月まではおおむね100を大きく下回っていた。パイオニア(東京)によると、車両前後の二つのカメラで広い範囲を撮れる2月発売の機種が人気だ。JVCケンウッドは高感度センサーで夜間やトンネルでも鮮明に撮影できるようにした製品を2月に売り出した。同社は「自動車用品では爆発的な伸びだ。自分の身を守る意味で映像を残したいという人が増えている」と分析した。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、不特定多数の人との接触が少ない車での旅行を楽しもうと、ドラレコを購入する人も今後出る可能性がある。(共同)