Thursday, July 16, 2020 10:14 AM

オバマ氏らツイッター被害 乗っ取り悪用、脆弱性懸念

 【ニューヨーク共同】短文投稿サイトのツイッターで15日、オバマ前大統領やバイデン前副大統領、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏ら多数のフォロワーを抱える著名人のアカウントが乗っ取られ、金融詐欺に悪用されるハッキング被害が相次いだ。

 ウォールストリート・ジャーナル電子版は、10万ドル(約1070万円)以上がだまし取られたとする暗号資産(仮想通貨)取引所ブロックチェーン・コムの見方を伝えた。トランプ大統領をはじめ各国首脳らも政策発表などに活用するソーシャルメディアの脆弱性が浮き彫りになった。

 乗っ取られたオバマ氏のアカウントは、特定のアドレスに暗号資産のビットコインで送金するよう要求。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う社会支援として、「1000ドル送金してもらえれば2倍にして返す」といった内容が投稿された。ゲイツ氏のアカウントからは「みんなからお返しを求められており、今がその時だ」とツイートされた。