Wednesday, July 22, 2020 10:08 AM

スマートタイヤは5年以内に普及〜ノキアン・タイヤが予想

 自動運転車(AV)の実現に向けて、タイヤに接続されたセンサーが運転状況の監視で果たす役割は非常に重要になる。フィンランドのタイヤメーカー、ノキアン・タイヤは、こうした「スマートタイヤ」は5年以内に一般に普及すると予想している。

 ノキアンのユッカ・ケイシー上級副社長(製品・マーケティング担当)は「車がどんなに賢くても、車と道路の唯一の接点はタイヤだ。スマートタイヤは、タイヤが大きくてたくさんのセンサーが接続されている電気自動車(EV)でまず一般的になり、約5年でそうなるだろう」と話している。

 スマートタイヤは、ドライバーが路上で途方に暮れることがないよう、目立たない形で確実に予防保全を実行し、そうした整備機能が車の全体的な安全性を高める。また、スマートタイヤのセンサーによってタイヤ関連の新しいサービスの形が可能になり、タイヤの摩耗データを車載情報システムに中継し、今後3か月は安全にタイヤを使えることをドライバー知らせた上で、タイヤ販売店に新品の配達を通知するといったことができるようになる。