Friday, July 24, 2020 10:22 AM

米中露核軍拡競争回避を トランプ氏、プーチン氏に

 【ワシントン、モスクワ共同】トランプ大統領は23日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、米露に中国を加えた3カ国による核軍拡競争になれば費用が高くつくとして回避しなければならないと訴えた。同時に、ウィーンで開かれる次回の核軍縮協議の進展に期待感を表明した。ホワイトハウスが発表した。

 トランプ政権は3カ国による包括的な核軍縮の枠組み構築が必要だと考えており、6月にウィーンで開かれた協議に中国も招待した。中国は米中露交渉への参加を否定し、膠着状態が続いている。

 ロシア大統領府によると、両大統領は電話会談で、来年2月に期限切れを迎える新戦略兵器削減条約(新START)を含む軍備管理などに関し意見交換。プーチン氏が提案した国連安全保障理事会の常任理事国5カ国の首脳会談に加え、イラン核問題や核不拡散体制についても話し合った。