Wednesday, October 05, 2016 10:19 AM

美浜3号機、審査合格 老朽原発2例目

 原子力規制委員会は5日、定例会合を開き、運転開始から40年を迎える関西電力美浜原発3号機(福井県)が新規制基準を満たしているとして、審査の合格証となる「審査書」を正式決定した。

 老朽原発の審査合格は、関電高浜1、2号機(福井県)に次いで2例目。東京電力福島第1原発事故後に改正された原子炉等規制法で、原発の運転期間を原則40年と定めたルールの形骸化が進んでいる。

 会合後に記者会見した規制委の田中俊一委員長は「一つのヤマ場を越えた」と述べたが、「稼働まで相当先が長い道のりになるだろう」と見通しを語った。(共同)