Tuesday, July 28, 2020 10:19 AM

コロナワクチン最終段階 モデルナ、3万人投与

 【ワシントン共同】バイオテクノロジー企業モデルナは27日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、米国内で約3万人を対象にした臨床試験(治験)の最終段階を開始したと発表した。成功すれば、年間5億〜10億回分の生産を目指す。

 共同開発する米国立衛生研究所(NIH)によると、約90の医療機関で18歳以上のボランティアに28日間隔で2回投与し安全性や効果を調べる。

 モデルナは26日、ワクチン実用化を目指す米政府の「ワープスピード作戦」で最大4億7200万ドル(約500億円)の追加資金を受けると発表。これまでも同程度の支援を受けていた。