Tuesday, July 28, 2020 10:21 AM

感染再拡大地でマスク作り 豪、日本人女性に注文殺到

 【シドニー共同】新型コロナウイルス感染の再拡大が続くオーストラリア第2の都市メルボルンで、3年前から布製マスクを手作りし、ネットショップで販売している日本人女性がいる。ウイルス禍以前は月に数枚が売れる程度だったが、今は1日半で300枚が売り切れるなど注文が殺到。寸暇を惜しんで製作に取り組んでいる。

 静岡県出身の仲本さやかさんは夫の仕事の都合で2012年からメルボルンで暮らす。出産を経て16年にネットショップ「マイ・リトル・モモ」を立ち上げ、おんぶひもなど育児に役立つ布製品の販売を始めた。

 風邪をひいた際、身近でマスクが手に入りにくかったこともあり、17年からマスクもラインアップに加え、日本から取り寄せたガーゼ素材を立体裁断して洗濯可能なマスクを約18豪ドル(約1350円)で提供してきた。