Friday, July 31, 2020 10:24 AM

家賃支援8月4日から支給 申請開始3週間、7000件に

 経済産業省は31日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた中小企業などの家賃負担を軽減するための「家賃支援給付金」を、8月4日から順次支給すると明らかにした。7月14日の申請開始から3週間後となる8月4日には、約7000件に対して計約70億円を支払う予定だ。

 1日当たりの申請数は約1万件で、7月30日までに約17万件を受け付けたという。感染の再拡大に伴い、東京都は酒類を提供する飲食店やカラオケ店を対象に営業時間を短縮するよう改めて要請。店舗の経営は一段と苦しくなり、迅速な審査と給付が求められる。

 家賃支援給付金は、資本金10億円未満の法人に最大600万円、フリーランスを含む個人事業主には最大300万円を支給する制度。中小企業などの経営を支援する「持続化給付金」は申請から支給までの期間が2週間程度の見込みなのに対し、多様な家賃契約を審査するため、より時間がかかると説明していた。(共同)