Thursday, August 06, 2020 9:54 AM

企業のクラウドサービス支出、コロナ機に急増

 新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)、ソーシャル・ディスタンシングなどの制限に対応するため、企業がより多くの業務用アプリケーションを導入したことでクラウド電算サービス支出が急増している。英市場調査会社カナリス(Canalys)のまとめで分かった。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、2020年4〜6月期に世界中の企業がクラウドサービスに費やした金額は過去最高の346億ドルだった。前四半期比で約11%増、前年同期比30%増となっている。

 アマゾン傘下の「アマゾン・ウェブ・サービシズ」と、マイクロソフトのクラウド事業「アジュール」は、企業によるクラウド経由の共同作業、リモートワーク向けのツール、eコマース、自宅学習、そしてコンテントのストリーミング需要の高騰で収益が急増した。