Wednesday, October 05, 2016 1:38 PM

レノボと事業統合で調整 富士通、パソコン分社化

 富士通がパソコン事業を世界最大手の中国の聯想(レノボ)と統合する方向で調整していることが5日、分かった。分社化したパソコン事業にレノボが出資する案を軸に交渉を進める。国内のパソコン市場は縮小傾向が続いており、レノボと統合することで競争力の強化を目指す。

 富士通のパソコンは「FMV」のブランドで知られる。島根県と福島県にある工場は存続する方向で調整を進める。

 レノボはNECとパソコンの合弁会社を設立しており、日本国内でも3割程度のシェアを持つ。レノボは富士通と事業統合することで、日本での足場を固める狙いとみられる。(共同)