Friday, August 07, 2020 10:34 AM
感染状況、6指標で評価 病床逼迫度や陽性率
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)は7日、都道府県が対策を強化する際の判断材料となる指標をまとめた。感染拡大を早期に検知し、減少に向かわせるのが狙い。「病床の逼迫具合」や「検査の陽性率」などの6種類からなる。指標ごとに設けた数値を参考に、都道府県が独自に感染状況を見極め、急激に広がる予兆を捉えたら対策を強化するよう求めている。
地域の感染状況はステージ1(散発的発生)〜4(爆発的感染拡大)の4段階に区分するよう提案した。西村康稔経済再生担当相は「医療提供体制などを指標でチェックし、対策を強化すべき所を強化していただきたい」と呼び掛けた。
現状では都道府県の多くがステージ1や2(漸増)にあると考えられているが、尾身会長は地域によってはステージ3(急増)に近いところもあるとの見方を示し「中京地区と沖縄は感染拡大のスピードが速い。沖縄は二つの指標がステージ4」と述べた。7日確認の感染者は東京が462人、大阪が255人、沖縄は初の100人。全国では1597人で最多を更新した。(共同)
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