Friday, August 07, 2020 10:34 AM

レバノン爆発で支援会合へ 仏主導、死者は154人

 【カイロ、ブリュッセル共同】レバノンの大規模爆発で欧州連合(EU)の危機管理担当閣僚に当たるレナルチッチ欧州委員は7日、首都ベイルートの復興を支援するテレビ会議方式の国際会合が9日に開かれるとツイッターで明らかにした。会合開催はフランスが主導している。

 地元メディアによると、爆発の死者は7日、154人に達し、負傷者は約5000人となった。爆発や爆風でベイルートの多くの建物が損壊し、約30万人が帰宅困難という。ベイルートの地元知事は被害総額が「150億ドル(約1兆5800億円)」に及ぶと述べた。捜査当局は6日、現場を管理していた港湾職員16人を拘束した。

 新型コロナウイルスの感染も拡大しており、地元メディアなどによると6日の新規感染者は過去最多の255人だった。