Friday, August 14, 2020 10:29 AM
新学期商戦に異変 需要の一部、春に前倒しか
【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスの感染拡大で、米国の新学期商戦に異変が生じている。需要の一部が、インターネットによる遠隔学習が始まった春に前倒しされた可能性が高いためだ。例年ならピークとなる時期を迎えたが、消費者の動きは鈍い。
9月から始まる新学期に向けた商戦は年末商戦に次ぐ書き入れ時とされる。だが今年は遠隔学習で使う電子機器を中心に感染拡大初期に買いそろえた人が多そうだ。ニューヨーク市中心部のスーパーは7月下旬、学用品などの専用コーナーが設けられていたが、客はまばらだった。
マーケティング会社のNPDグループによると、USBカメラやモニターの売上高は4月4日までの5週間に前年同期と比べそれぞれ226%増、113%増と大幅に伸びた。紙の大型ノートも219%増となった。
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