Monday, August 17, 2020 10:30 AM

中央党学校の元教授処分 体制批判を問題視か

 【北京共同】中国共産党の幹部教育機関、中央党学校は17日、同校を既に退職した元教授の蔡霞氏が「国家の名声を損なう言論」を発表したとして、党籍剥奪の処分を決めたと発表した。蔡氏は習近平指導部に対する批判的な言動がインターネット上で伝えられていた。

 中央党学校は、蔡氏が「極めて劣悪な」言論を発表したと非難。退職教師としての待遇も取り消しにした。

 米政府系放送局、ラジオ自由アジア(RFA)によると、蔡氏は習指導部の新型コロナウイルス対策を批判した著名な元企業家、任志強氏を支持していた。香港メディアによると、蔡氏は既に米国に移住している。