Friday, August 21, 2020 10:55 AM
巨大ITへの対抗加速 アップル手数料低減を要求
【ニューヨーク共同】圧倒的な支配力を持つ巨大IT企業に対抗する動きが加速している。アップルのアプリ販売市場「アップストア」を巡って企業から契約条件の改善を求める声が相次いだ。米当局もグーグルやフェイスブック(FB)などへの独占禁止法違反の調査を進めており、官民による包囲網が構築されつつある。
ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト、英フィナンシャル・タイムズなどの米欧主要紙が加盟する業界団体は20日、アップルのクック最高経営責任者(CEO)に書簡を送り、アプリ市場の契約を見直し、購読料にかかる手数料の引き下げ交渉を求める方針を示した。
アップルの手数料は売り上げの30%で、定期購読タイプは2年目以降、15%となっている。書簡は、アップルが2016年にアマゾン・コムが手掛ける動画アプリの新規契約の手数料を15%に抑えることを提案していたと指摘し、同様の契約を結べるよう条件を明示してほしいと求めた。
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