Tuesday, August 25, 2020 10:37 AM

コロナで観光収入79%減 国連見通し、1億人失職も

 【ニューヨーク共同】国連は25日、新型コロナウイルスの世界的大流行により、2020年の世界の国際観光業による輸出収入は、19年の推定1兆4780億ドル(約157兆円)から最大1兆1700億ドル減少するとの見通しを発表した。減少幅は約79%となる。観光業に携わる1億2000万人の職が失われる可能性があるとしている。

 海外渡航制限や国境閉鎖が観光業界に与える影響の大きさが改めて浮き彫りになった。

 国連によると、大流行により世界の国内総生産(GDP)は最大2.8%縮小する。19年の海外旅行客は前年比4%増の15億人に達したが、20年は同58〜78%減少する恐れがある。