Friday, August 28, 2020 10:39 AM

国民全員のワクチン確保へ 来年前半、コロナ対策判明

 政府がまとめた新型コロナウイルス感染症対策パッケージの医療分野の全容が27日、判明した。2021年前半までに国民全員分のワクチン確保を目指すことが柱。感染拡大地域の医療機関や高齢者施設の全職員を定期的に検査する。医療体制の逼迫を回避するため、軽症者への入院勧告の運用を見直し、重症者を優先的に治療する。安倍晋三首相が28日午後5時から官邸で記者会見し公表する。

 新型コロナの収束が見通せない中、国民の不安を和らげるため対策強化に取り組む姿勢を改めて示し、社会経済活動を活性化する狙い。併せて職務継続の意欲を表明するとみられる。

 感染症対策本部を28日午後1時に開き、その後の臨時閣議で、ワクチン確保に20年度第2次補正予算の予備費活用を決める方針。(共同)