Tuesday, September 01, 2020 10:33 AM

テスラ工場にサイバー攻撃〜当局に通報し未遂とCEO

 電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスクCEOはこのほど、ネバダ州にある同社の大型工場ギガファクトリーがサイバー攻撃の標的になったものの、攻撃は未遂に終わったと明らかにした。ブルームバーグ通信が伝えた。

 テスラ専門のニュースサイト「テスララティ」が、ギガファクトリーの従業員の協力で連邦捜査局(FBI)がロシア人の男を逮捕したと伝えたのに対し、マスク氏は8月27日、ツイッターで「深刻な攻撃だった」とつぶやいた。男は、共謀して保護されたコンピューターに損害を与えたとして22日に訴追された。

 司法省は25日の声明で、エゴール・イゴレビッチ・クリュチコフ被告(27)が、ある企業(社名は特定していない)の従業員を1人雇い、その企業のコンピューターシステムにマルウェア(不正ソフト)を仕掛けようとしたと説明した。マルウェアはネットワークからデータを引き出し、それと引き換えに企業から金を脅し取るのが目的だった。