Monday, June 27, 2016 5:44 PM

日本の為替介入けん制 米長官「市場を不安定化」

 ルー米財務長官は27日、CNBCテレビのインタビューで「一方的な為替介入は金融市場を不安定にする」と述べ、円高ドル安の進行を食い止めるためには介入も辞さない姿勢の日本政府をけん制した。

 英国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利し市場が混乱しているが、ルー氏は国際的に介入が容認される状況にないとの認識を示した。

 市場の動きについて「変動幅はかなり大きい」と指摘し「為替相場をとても注視している」と語った。ただ「今のところ市場は秩序を保っている。介入には無秩序な動きになっているなどの理由が必要だ」と強調。英国のEU離脱が「金融危機に発展する感じはない」とも述べた。(共同)