Thursday, September 17, 2020 10:10 AM
不妊治療、方向性に賛成 日医「丁寧に合意形成を」
日本医師会(日医)の中川俊男会長は17日の記者会見で、菅義偉首相が打ち出した不妊治療の公的保険の適用拡大について、方向性には賛成するものの、丁寧な合意形成が不可欠だとの考えを示した。中川氏は年齢制限をどう設定するかなどルールを整理する必要があると説明。「一気に保険適用ではなく、十分な議論をしながら進めてほしい」と強調した。
現在、新型コロナウイルス感染拡大に伴う特例措置として初診から認められているオンライン診療は、菅首相が「恒久化する」と言及している。これに対し、中川氏は「都道府県単位の協議会で実績を評価することになっている。結果をしっかり検証してほしい」とけん制。「医療のデジタル化には賛成だが、拙速に進めてはいけない」と慎重姿勢を示した。
菅政権に対しては、「手堅い政権運営に期待している」と述べた。(共同)
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