Friday, September 18, 2020 10:27 AM

両候補、激戦州で支持訴え 対照的な選挙運動展開

 【ワシントン共同】大統領選の共和党候補トランプ大統領と民主党候補バイデン前副大統領は17日、それぞれ激戦州に入り支持を訴えた。新型コロナウイルス感染を懸念する声を押し切って従来型の集会を開いたトランプ氏に対し、対人距離を保つためドライブイン形式の住民対話に臨んだバイデン氏。選挙戦が最終盤に差し掛かる中、対照的な運動を展開した。

 トランプ氏はウィスコンシン州モサイニーの空港で屋外集会を開催。米メディアによると参加者は密集し、ほとんどの人がマスクを着けていなかった。トランプ氏は新型コロナのワクチン開発が順調に進んでいるとして「ウイルスに打ち勝ち、来年の経済は最高になる」と訴えた。

 同州は民主党の地盤だったが、前回選挙では奪取。トランプ氏は対中国強硬策を誇示、バイデン氏の下では再び雇用が国外に流出するとし、同氏は左派勢力に操られていると非難した。