Monday, June 27, 2016 5:45 PM

英国離脱で日米連携確認 杉山次官、就任後初訪米

 杉山晋輔外務事務次官は27日、次官就任後初めて訪米し、ワシントンの国務省でブリンケン国務副長官と会談した。英国の欧州連合(EU)離脱問題により国際社会・経済に悪影響が出ないよう、日米が連携していくことで一致した。沖縄県で米兵や軍属による飲酒運転や酒気帯び運転が相次いでいる問題も協議した。

 会談後、杉山氏が記者団に明らかにした。両氏は、英国が「日米双方にとって基本的価値を共有し、政治、経済、安全保障分野で強固な関係にある重要な国」であることを確認した。

 北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出などアジア太平洋地域の安保環境が「厳しさを増している」との認識で一致、日米同盟強化に取り組む姿勢を示した。対北朝鮮で日米韓の協力強化を進めることで合意した。(共同)