Tuesday, September 29, 2020 10:57 AM

コロナ、死者200万人恐れ WHO、ワクチン完成前に

 新型コロナウイルス感染症による世界全体の死者が29日、100万人を超えた。ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、感染者数は約3330万人で死亡率は約3%。依然として被害拡大局面にある。世界保健機関(WHO)によると、最近はインドや米国、中南米での死者が多く、1日当たり5000人前後に上る。WHOはワクチン完成前に200万人に達する可能性を「否定できない」とし、適切な対応を取らなければ死者は倍増すると警鐘を鳴らす。現在のペースで増えれば半年後にも200万人に達する見込み。

 日本でも8月以降、死者数は微増傾向にあり依然気を抜けない状況が続く。各国政府は感染防止策と経済活動との両立を迫られている。

 死者数増加の勢いは3月の感染第1波時点よりは抑制されているが、人口の多い北半球で今後冬季を迎え、インフルエンザなどの感染症が流行すれば医療体制の逼迫も懸念される。(共同)