Wednesday, September 30, 2020 10:16 AM

米、台湾の国連加盟訴え 中国反発「強い憤り」

 【ニューヨーク共同】米国のクラフト国連大使は29日、台湾政府などが主催したオンラインイベントに出席し「世界は台湾が国連に完全加盟することを必要としている」と訴えた。中国国連代表部は声明で「強い憤りと反対を表明する」として、台湾との接触をやめるよう米国に要求した。

 トランプ政権は中国に対抗し、台湾を支援する姿勢を強めている。台湾の蔡英文総統はツイッターで「台湾の公衆衛生と経済発展への貢献を認め、国連システムへの参加を支援してくれた」とクラフト氏への感謝を表明した。

 クラフト氏は、米台と日本による「グローバル協力訓練枠組み」のイベントであいさつし「トランプ大統領は台湾の信頼できる友人だ」と主張。「台湾の完全加盟のない国連はまやかしだ。中国共産党は自由で開かれた社会を恐れ、台湾の国際的な注目度を抑え付けている」と語った。