Friday, October 07, 2016 5:46 PM

ロシアがハッキングで選挙介入 米政府、公式に非難

 米政府は7日、ロシア政府が大統領選や議会選など米国の選挙に介入するため、米国の政治団体を含む個人や団体のメールをハッキングするよう指示したと非難する声明を発表した。米露両国はシリア情勢を巡って緊張しており、米政府がサイバー攻撃に絡みロシアを公式に批判したことで関係は一段と悪化しそうだ。

 米大統領選では民主党候補クリントン氏の選挙陣営や同党全国委員会のコンピューターシステムがサイバー攻撃を受けたほか、全米20州以上の有権者登録データベースなどの選挙関連システムも攻撃を受けたことが明らかになっている。

 声明は国土安全保障省と米政府の16の情報機関が合同で発表し、ロシア政府の指示を「確信している」とした。(共同)