Thursday, October 15, 2020 10:34 AM
サハラ砂漠南部、危機深刻 援助必要3000万人に
国連人道問題調整室(OCHA)は15日までに、アフリカのサハラ砂漠南部に位置するサヘル地域6カ国でイスラム過激派の襲撃や住民対立、気候変動、人口爆発などさまざまな問題が表面化し、人道援助を必要とする人が昨年から急増して3000万人に達したと明らかにした。「世界最悪の人道上の悲劇」が起き、状況は悪化し続けていると警鐘を鳴らしている。
ローコック室長が13日、オンラインで講演した。6カ国はブルキナファソ、カメルーン、チャド、マリ、ニジェールとナイジェリア北東部。ローコック氏はサヘル情勢が「分岐点」に差し掛かっていると述べた。国連や欧州諸国が20日に会合を開き支援策を話し合う。
6カ国では昨年、2200万人以上が援助を必要としたが、1年間で急増。2015年から倍増した。(共同)
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