Tuesday, October 11, 2016 10:38 AM

トランプ氏、攻めの姿勢 元大統領の問題取り上げ

 大統領選の共和党候補トランプ氏は第2回討論会から一夜明けた10日、激戦州のペンシルベニアでの集会で、討論会と同様に民主党候補クリントン氏の夫の元大統領に関する過去の女性問題を攻撃材料に使った。2005年に女性を巡る低俗な発言をしていたことで猛批判を浴び、窮地に立たされているトランプ氏だが、守りよりも攻めの姿勢を鮮明にした。

 一方、クリントン氏は10日、中西部ミシガン州での集会で、9日の討論会に関し「トランプ氏は謝罪すべきだったのに攻撃に時間を費やした」と批判した。

 トランプ氏は、自分の過去の発言を問題視し続けるなら「われわれもクリントン夫妻の不適切な事に言及し続ける」と述べ、クリントン陣営をけん制。元大統領は「女性を食い物にした」と批判し、クリントン氏についても元大統領にセクハラや性的暴行を受けたとされる女性らを「疑うことで彼女らの信用を傷つけた」と訴えた。(共同)