Friday, October 16, 2020 10:37 AM

激論、共感力で両候補対照 22日直接対決がヤマ場に

 【ワシントン共同】11月の大統領選を前に、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領が15日、別々に対話集会に参加した。劣勢挽回を狙って激しい応酬を繰り広げたトランプ氏とは対照的に、バイデン氏は差別問題解消へ共感力を静かにアピール。22日の討論会が最後の直接対決となり、最大のヤマ場を迎える。

 トランプ氏はNBCテレビ主催の集会に出席。過激な陰謀論勢力「Qアノン」を巡り司会者とのやりとりが白熱した。Qアノンは悪魔崇拝の小児性愛者らとトランプ氏が闘っているとの主張を掲げて米社会の一部にじわじわと浸透し、問題視されている。

 Qアノンを非難するかどうか再三尋ねられたトランプ氏は「知らない」と述べる一方、「小児性愛に強く反対する点には賛同する」と主張。白人至上主義者を明確に非難しなかった9月の第1回討論会と同様、今後大きな批判を浴びる可能性がある。