Monday, October 19, 2020 10:18 AM

感染防ぐデジタル技術披露 シーテックきょう開幕

 オンラインで20〜23日に開催するITや家電の展示会「CEATEC(シーテック)2020」の主催団体は19日記者会見し、356の企業や団体が参加すると発表した。各社はデジタル技術を活用して、新型コロナウイルス感染防止につながる技術を中心に出展する。19日は専用ホームページを報道機関に先行公開した。

 東芝は人と人の接触を減らすため荷下ろしや箱詰め作業をする物流ロボットや、健康診断データを基に今後5年間の疾病リスクを予測する人工知能(AI)を披露した。東芝の出展は6年ぶり。三菱電機は空中に投影した画面で操作できる非接触の「空中タッチ操作ディスプレイ」をお披露目した。

 NECは顔認証技術を活用し、顔とクレジットカードの情報をひも付け、店舗で機器に顔を読み込ませるだけで支払いができる技術を展示した。和歌山県白浜町の南紀白浜空港などで既に実用化している。(共同)