Tuesday, October 11, 2016 10:39 AM

トランプ氏側近が講演 パイプづくりとの臆測も

 大統領選の共和党候補であるトランプ氏側近として知られる陸軍出身のマイケル・フリン元国防情報局長が11日、自民党本部で講演し、米国のサイバーセキュリティー対策などについて紹介した。海外の安全対策の事例を参考にしようと、党IT戦略特命委員会が招いた。

 大統領選投開票まで1カ月を切るタイミングでの来日で、フリン氏は講演後、記者団に日本の政府関係者と面会する予定があることを明らかにした。だが、相手など具体的なことは言及せず、政府とのパイプづくりが目的だったのではないかとの臆測が広がった。

 会合は非公開だった。フリン氏は講演後、2020年の東京五輪を控えて「サイバーセキュリティーは日本にとって最大の脅威の一つだ」と強調した。出席者によると、講演では日本のサイバー対策の遅れを指摘し、人材育成が必要とも発言したという。(共同)