Wednesday, October 21, 2020 10:34 AM

首都圏終電繰り上げ17路線 最大37分、来春から

 JR東日本は21日、来春から山手線や東海道線など首都圏の17路線で最終列車の発車時刻を早めると明らかにした。繰り上げ幅の最大は高崎線と青梅線の約37分で、終電の一斉繰り上げは1987年の同社発足以来初めて。始発列車の時刻も5路線で繰り下げ、最大約17分遅くなる。新幹線や特急は対象外。実施日や詳細な時刻は12月に改めて発表する。

 JR東によると、影響を受ける乗客は、9月の利用状況の集計では平日約2万人。新型コロナウイルス対策として、混雑で3密(密閉、密集、密接)が起きないよう、8路線で終電前の列車を増発する。

 私鉄と協議を進め、相互の終電の接続が途切れて乗客が困らないよう配慮する方針。東北、上越、北陸、東海道の各新幹線の最終列車から在来線を乗り継いで行ける駅の範囲は、横須賀線や常磐線など5路線で狭まる。(共同)