Thursday, October 22, 2020 10:26 AM

岩石採取「可能性高い」 米、小惑星着陸で画像公開

 【ワシントン共同】航空宇宙局(NASA)は21日、探査機オシリス・レックスが20日に小惑星ベンヌに着陸した際の画像を公開した。円盤状の採取装置が接地した後、岩石が飛び散っており、チームの責任者は「想像通りにうまくいった。岩石採取に成功した可能性が高い」と自信をのぞかせた。

 今後、採取装置を機体のカメラで撮影して岩石が付着したり内部に入ったりしているか確認する。採取量を推計し、目標の60グラムに達しない場合は、来年1月に新たな場所に着陸する。

 チームによると、機体から伸ばした長さ3メートル余りのアームの先端にある直径約30センチの採取装置が6秒間、ナイチンゲールクレーターに接地。装置内に粒子を集めるためにガスを噴射し、周囲の岩石が舞い散る様子も画像で確認した。