Friday, October 23, 2020 9:54 AM

日英、EPAに署名 関税、EUとの協定踏襲

 日本と英国の両政府は23日、経済連携協定(EPA)に署名した。工業品や農産品の関税削減などについて、日本と欧州連合(EU)のEPAをおおむね踏襲する内容。署名式が東京都内で開かれ、茂木敏充外相とトラス英国際貿易相が出席した。今後は両国内での国会承認を経て、来年1月1日の発効を目指す。

 茂木氏は署名式後、今年6月の交渉開始から約4カ月半で署名に至ったことについて「日英両国が自由貿易を力強く推進していくとの意思の表れだ」と強調。トラス氏は、英国が意欲を示す環太平洋連携協定(TPP)への加入に向けて「道が開かれる」と話した。

 日本政府によると品目ベースで、英国からの輸入品の約94%、日本から英国への輸出品の約99%について、将来的に関税が撤廃される。(共同)