Tuesday, November 03, 2020 9:10 AM

ウォルマート、在庫管理ロボットの導入を中止

 小売り世界最大手のウォルマートは2日、長年取り組んできた売り場に在庫管理ロボットを導入する計画を中止したと発表した。

 ロイター通信によると、同社はロボットを製造するボサ・ノバ・ロボティクス(Bossa Nova Robotics、カリフォルニア州)との5年にわたる提携を解消した。ウォルマートはこれまで、店内を動き回るロボットが店員を支援し、作業を軽減することで顧客サービスが向上すると説明していた。

 ウォルマートは声明で「ロボットはおよそ500店舗で試した。ほかの店では別のアイデアを試している」と述べた。引き続き新しいテクノロジーを試み、独自のやり方とアプリに投資して在庫管理を向上させ、商品をできるだけ早く棚に移動できるようにするという。