Thursday, November 05, 2020 9:06 AM
日航、定期便にバイオ燃料 22年度導入、家庭ごみ利用
日本航空が家庭から出る生ごみなどを原料とするバイオジェット燃料の利用を2022年度にも国際線の定期旅客便で始めることが5日、分かった。米国で作られたバイオ燃料をサンフランシスコで給油し、日本行きの便に導入する。二酸化炭素(CO2)排出削減に向けた取り組みで、世界的な環境意識の高まりに対応する。
日航は18年に米国のバイオ燃料製造ベンチャーのフルクラム・バイオエナジー社に約9億円を出資し、製造設備の建設に参加している。これまで単発で給油した実績はあるが、22年度以降は恒常的に使用する。
日航は次世代の燃料や航空機の導入により、50年までにCO2の排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。自社単独での排出量削減には限界があるため、他社の削減分を購入する「カーボンオフセット」も活用する。(共同)
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