Friday, November 06, 2020 9:25 AM

米上院多数派へ3議席焦点 決定は越年の可能性も

 【ワシントン共同】大統領選と同時実施され、5日も開票が続く連邦上院選で、共和、民主両党の多数派争いの行方が、残る5議席のうち南部2州の計3議席の勝敗に懸かる見通しとなった。伸び悩む民主党は大統領選での党候補バイデン前副大統領の躍進を受け来年1月のジョージア州の決選投票に望みを託す。どちらが多数派となるかが決まるまで時間がかかる可能性もある。

 定数100の上院は51議席以上を取った勢力が主導権を握る。ただ採決が賛否同数の場合、議長を兼任する副大統領が決裁票を投じることから、大統領選を制した党は50議席でも影響力を持つ。

 米主要メディアによると、5日(日本時間6日)現在で、非改選議席を含め、共和党が48、民主党が現有の47議席(無所属2含む)を確保。残る5議席のうち、アラスカ州で共和党現職、アリゾナ州で民主党新人が優勢で、双方が1議席ずつ積み上げる公算だ。