Monday, November 09, 2020 9:10 AM

テレワーク勤務4割で不可 厚労省、機材と国会が壁

 厚生労働省は9日、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中に、職員の43%がテレワーク勤務を希望したにもかかわらず、機材や国会対応を理由に実施できなかった経験があるとのアンケート結果を発表した。今後は必要な機材の増強や、省内の働き方改革などを進める考えだ。

 複数回答で理由を聞いたところ、外部からシステムに接続するための認証機器不足が51%と最多。緊急に処理しないといけない事務が多いが27%、国会対応の可能性があったが24%と続いた。

 テレワークに必要なペーパーレス化が進まない理由も尋ね、上司への業務説明の大半が紙で行われている実態が浮き彫りに。打ち合わせ中に書き込みやメモが必要になるからとの回答が42%で最も多かった。(共同)