Tuesday, November 17, 2020 9:19 AM

国連欧州本部158人感染 コロナ、クラスターなし

 【ジュネーブ共同】国連欧州本部の報道官は17日、スイス西部ジュネーブの本部に勤務する職員約4000人のうち、3月から計158人が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。本部内でクラスター(感染者集団)は発生していないという。

 本部では職員の多くが在宅勤務を実施している。新型コロナの流行前は工事や清掃関係の業者、各国外交団ら1日平均4000人超が本部を訪れていたが、各種会議はオンライン形式での開催が一般的となり、現在は500人ほどに減った。

 本部の敷地内には国連の事務局のほか、国連貿易開発会議(UNCTAD)の本部や、国連環境計画(UNEP)、国連人道問題調整室(OCHA)などが事務所を構えている。ジュネーブ州は約14人に1人が感染し、スイス国内で最も感染率が高い。