Wednesday, November 18, 2020 9:25 AM
ナゴルノ帰属、確定先送り 紛争仲介のロシア大統領
【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は17日、係争地ナゴルノカラバフを巡るアゼルバイジャンとアルメニアの停戦合意に絡み、ナゴルノカラバフの帰属を巡る最終的な地位を確定するのは将来の指導者だとし、現時点では「現状維持」で合意したと語った。国営ニュース専門テレビ「ロシア24」のインタビューで述べた。
プーチン氏は9日にロシアを交えた3カ国合意を仲介した。合意では停戦のほか、一部アルメニア占領地のアゼルバイジャンへの引き渡しや、ロシア軍の平和維持部隊派遣が盛り込まれたが、ナゴルノカラバフの帰属には触れていなかった。
プーチン氏は、ナゴルノカラバフが「アゼルバイジャンと不可分の領土の一部だ」と述べる一方で、最終的な地位を巡る問題は未解決だと指摘。アゼルバイジャンとアルメニアの関係回復の環境が醸成されれば、地位確定の環境も生まれると述べた。
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