Wednesday, October 12, 2016 5:58 PM

米民主制度が標的と批判 メール暴露に「ロシア関与」

 アーネスト米大統領報道官は12日、内部告発サイト「ウィキリークス」が大統領選の民主党候補クリントン氏の選挙陣営のメールを公開したことについて、ロシア政府によるサイバー攻撃との見方を示した上で「米国の民主制度の不安定化を狙ったもので、オバマ大統領は深刻に受け止めている」と述べた。

 ウィキリークスは今月に入り、ハッキングされたとみられるクリントン陣営幹部のメールを連日公開。陣営責任者のポデスタ氏は11日、米連邦捜査局(FBI)が捜査に着手したと述べた。ウィキリークスは陣営のメールを計5万通所有していると主張している。

 アーネスト氏は、相次ぐウィキリークスなどへの暴露に関して、ロシアによるサイバー攻撃の手法と合致しているとの見方を示した上で、同国の関与を裏付ける証拠については、司法当局の捜査に支障を及ぼすとして詳細な言及を避けた。(共同)