Thursday, October 13, 2016 10:32 AM
欧州各国政府に協力要請 反ドーピング改革でIOC
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は12日、フランスのストラスブールで開かれた欧州評議会であいさつし、リオデジャネイロ五輪前に発覚したロシアの国家ぐるみのドーピングを踏まえ、より実効性の高い検査システムの構築と組織の態勢強化に向けた改革案について欧州の各国政府に協力を要請した。
IOCは8日の五輪サミットで世界反ドーピング機関(WADA)に対し、選手だけでなく不正に関与したコーチや医師に刑事罰を科す仕組みなども提案。バッハ会長は「ドーピング取り締まり態勢の強化で政府と五輪運動の連携は不可欠だ」と述べた。
IOCはWADA傘下に国際競技連盟から独立した検査システムを確立し、各国の国内反ドーピング組織に対するWADAの監督権限強化を目指す方針も示している。(共同)
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