Tuesday, November 24, 2020 9:35 AM
新型コロナ対策を協議 日中外相、往来再開も
茂木敏充外相は24日、中国の王毅国務委員兼外相と東京都内で会談した。新型コロナウイルス感染症を巡る国際協力や、日中間のビジネス往来再開を巡って意見を交わす。中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入など、安全保障上の懸念を伝える。9月の菅政権発足後、中国要人の来日は初めて。菅義偉首相も25日に王氏との会談を調整している。
茂木氏は、中国との経済関係を強化したいとの意欲を表明。香港情勢で前向きな対応を促す。一方、日中間の懸案となっている中国の習近平国家主席の国賓来日問題に関しては、新型コロナの収束を優先すべきだとして議題としない方針だ。
中国側は、日本や米国が推進する「自由で開かれたインド太平洋」構想を対中包囲網だと警戒しており、王氏が言及する可能性がある。習氏が参加意欲を表明した環太平洋連携協定(TPP)や、バイデン次期大統領の外交・安保政策も話題になりそうだ。(共同)
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