Wednesday, November 25, 2020 7:55 AM

東京、飲食店に時短再要請 ほぼ全域28日から20日間

 東京都の小池百合子知事は25日、新型コロナウイルスの感染者増加を受けて臨時記者会見を開き、島しょ部を除く都内全域を対象として、酒類を提供する飲食店やカラオケ店に今月28日から12月17日までの20日間にかけて営業時間を午後10時までとするよう再要請すると表明した。応じた場合には1事業者当たり40万円の協力金を支払う。都内での時短要請は23区内で解除した9月15日以来。

 都内の感染状況は今月に入って1日当たりの感染者数が500人台の日も目立ち、重症者数も25日時点で緊急事態宣言解除後としては最多の54人に上って深刻化を増している。小池氏は「感染対策 短期集中」と記されたボードを掲げ、早期の感染者や重症者の減少に向けた協力を都民や事業者に呼び掛け。「できるだけ外出を控え、外出する際は感染予防の対策を万全にしてほしい」と述べた。

 小池氏は政府の観光支援事業「Go To トラベル」に関し、「全国的な視点から国が判断することだ」と指摘、一時除外については都側から要請しない意向を示した。飲食業界の支援策「Go To イート」については、食事券の新規発行を一時停止し、既に発行された分やポイントの利用は控えるよう求めた。(共同)