Thursday, October 13, 2016 10:33 AM

米、年内利上げ方針裏付け 大統領選が影響も

 米連邦準備制度理事会(FRB)が12日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録は、年内の追加利上げを目指すFRBの方針を改めて裏付けた。積極派が増えていることが明らかになったためだ。

 ただ、11月の大統領選の結果が景気の足かせになる恐れがあり、年内の利上げには不透明さも残る。市場関係者は今月14日のイエレン議長の講演に関心を寄せている。

 FRBが公表したのは、利上げを見送った9月20〜21日のFOMCの議事録。政策決定の投票権を持つ10人の参加者のうち、この会合での利上げ決定を主張した3人のほかに、数人が経済情勢次第で「比較的近い時期に利上げが適切になる」と表明し、積極派が過半数に達した可能性をうかがわせた。(共同)