Tuesday, December 08, 2020 9:14 AM

ボッシュもニコラへの投資を縮小

 ドイツのロバート・ボッシュは、新興の電動トラック会社ニコラの持ち株をこれまでの6.4%から4.9%に縮小した。ニコラに関してはGMも提携を縮小したばかり。

 ブルームバーグ通信によると、ボッシュは2017年、燃料電池システムを含むさまざまなプロトタイプ・コンポーネントの開発、構築、試験、支援でニコラと提携し、同社の筆頭株主となっている。ニコラは9月、「欧州で生産を計画している燃料電池トラックの燃料電池はボッシュが供給する」と発表している。

 ボッシュの米国部門の広報担当者は「当社の初期投資は、主に水素技術の開発支援が目的だった。証券取引所の規定で定められた株の保有期間が11月30日に終了した後、ニコラの持ち分を減らした」と述べた。

 ニコラの株価は、GMとの提携縮小を受けてすでに大幅に下落しているが、インサイダーやボッシュといった初期投資家に対するロックアップ期間の終了に伴う大量の株式売却で下げ圧力が一層強まっている。