Monday, December 14, 2020 9:24 AM

ワクチン承認の動き活発化 各国で相次ぐ、接種目前も

 製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンは、日米欧で初めて接種を始めた英国を皮切りに、承認や供給への動きが各国で活発化している。英国では重症化リスクが高いとされる人らに投与され、イスラエルでは接種を目前に控える。中東でも承認が相次ぎ、世界保健機関(WHO)も発展途上国への供給を後押しする。

 「最初のワクチンが到着した。素晴らしいニュースだ」。カナダのトルドー首相は13日、ワクチンを運搬したとみられる輸送機の写真をツイッターに投稿した。メキシコも11日、ワクチンの緊急使用承認を発表している。

 イスラエルは今月下旬にも投与開始予定で、1日当たり6万回の接種を目指す。接種した市民には証明書を発行し、経済活動の活性化を図る方針だ。(共同)