Monday, December 14, 2020 9:27 AM

連続殺人犯の暗号文解読 未解決事件、送付から51年

 【ロサンゼルス共同】1960年代にカリフォルニア州で起きた連続殺人事件の犯人「ゾディアック・キラー」から、51年前に送られた暗号文の一つを米国のアマチュア解読者らが読み解いた。サンフランシスコ・クロニクルが13日までに伝えた。「私を捕まえようと楽しんでいると思う」などと書かれていたが、注目された犯人の名前は含まれていなかった。

 68〜69年に同州サンフランシスコや周辺地域で計5人が相次ぎ殺害された事件は「米国で最も知られた未解決事件」とも言われ、テレビ番組や書籍などで取り上げられ、映画にもなった。犯人は同紙などに宛てて複数の暗号文を送り、その中の一つに自分の名前が書かれていると明かした。

 同紙などによると、解読したのはバージニア州のソフトウエア開発者とオーストラリアの数学者、ベルギーのコンピュータープログラマーの3人。69年11月に同紙に送られた暗号文は340の記号からなり、2006年から解読に取り組んでいた。